【中学受験×お金】入学金の二重払いは他人事じゃない:中学受験家庭の「決めきれないコスト」対策

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中学受験って、塾代だけじゃなく「併願の手続き」「先に払うお金」が静かに効いてきます。合格発表前後は、決めきれない状態のまま支払いが発生しやすく、結果として“二重コスト(重複負担)”になりがちです。

この構造は大学入試でも「入学料(入学金)の二重払い」として問題視され、負担軽減策の必要性が繰り返し取り上げられています。この記事では手続き×支出を「同じ画面」に置いて重複を減らすための最小運用をまとめます。

この記事で分かること

  • 中学受験の「二重コスト(重複負担)」が起きる理由
  • “先に払う”負担の考え方(初年度納付金・検定料など)
  • 大学でも起きている「決める前に払う」問題の構造
  • 二重コストを減らすための最小テンプレ(表)

中学受験の「二重コスト」って何がつらいのか

二重コストは「ムダ遣い」ではありません。意思決定が確定する前に、支出と手続きが“期限で強制的に走り出す”ことで起きます。

たとえばこんな場面

  • 検定料を複数校分支払う
  • 出願書類や写真、証明書を何度も用意する
  • 合格後の手続期限に追われて、入学金の判断が先に来る
  • 辞退・返金条件が学校ごとに違い、確認が二重化する
  • 家族内の意思決定(本命/併願/安全校)が揺れたまま、支払いだけ進む

共働きだと「情報が分散して、同じ確認を何度もやる」状態になりやすく、ここが一番しんどい。つまり、負担の正体は“金額”だけでなく、“判断が未確定なまま走る段取り”です。

数字で見る“先に払う”負担(入学金・検定料)

東京都の公表データ(都内私立中)では、初年度納付金の平均は1,048,034円、検定料(参考)の平均は23,895円。さらに、初年度納付金を値上げした学校は51校(27.7%)、レンジも広い(最高2,117,800円〜最低668,000円)とされています。

この数字が示しているのは、「併願+期限」が家計に与えるインパクトが、想像より大きくなり得ること。
そして、支払いが分散して発生するから、体感の負荷が増えます。

大学でも起きている「決める前に払う」問題

大学でも、入学料は「辞退しても返還されない」ことが多く、二重払いが問題視されてきました。 文科省調査として報じられた内容では、2026年度入試で負担軽減策に「対応する」と答えた私立大学は9.93%(83校)で、対応内容としては、納付期限の後ろ倒しや辞退時期による一部返還などが挙げられています。

中学受験も構造は似ています。「最終確定前に席を押さえる/期限が先に来る」ほど、二重コストは生まれやすい。

二重コストを防ぐために最低限調べておく項目

  1. 受験日程(試験日)
  2. 合否発表日(いつ確定するか)
  3. 手続期限(入学手続・入学金等の期限)
  4. 支払い項目(検定料/入学金/手続時納付金の名称)
  5. 金額(合計ではなく、いつ・何が・いくらか)
  6. 支払方法(オンライン/振込/窓口、手数料有無)
  7. 辞退の方法(連絡先、手続フォーム、必要書類)
  8. 返金条件(返金の有無・返金対象・期限)
  9. 公式情報リンク(募集要項PDFや手続ページURL)

ここまでを「学校ごとに同じ型」で揃えるだけで、“確認の二重化”が減ります。

手続き×支出の「一元台帳」テンプレ

文章で管理すると散らかりやすいので、上の項目は“表で固定”します(この表が、二重コストの防波堤になります)。

学校名試験日合否発表日手続期限支払い(項目)金額返金条件(要点)公式URL
例:A中2/12/22/3 15:00入学金〇〇円2/◯まで辞退で一部返金/返金なし等募集要項URL
例:B中2/22/32/4 12:00手続時納付金〇〇円辞退期限と返金対象を確認手続ページURL

ポイント:「期限」と「返金条件」を同じ行に置くこと。
“支払う判断”と“辞退の条件”が別メモに散らばると、重複とストレスが増えます。

わが家の場合:迷いが減ると、学習にも時間が戻る

この台帳を作ると、家族会議が変わります。「どこを受ける?」から入るのではなく、

  • 今日、何が確定していて
  • 次に来る期限はいつで
  • その期限の前に、何を決める必要があるか

が見えるからです。結果として、親の焦りが“段取り”に吸収されやすくなり、子どもへの声かけも「早く決めなさい」ではなく「次の期限はここだから、今日はここまでやろう」に変わりやすい。家庭の空気を守る意味でも、効きます。

まとめ:家計より先に「手続き×支出」を同じ画面に置く

二重コストは、親の判断ミスというより「制度と期限」が生む負担です。だから対策は、節約より先に“運用”です。

おすすめの順番

  1. 調べる項目を固定する(9項目)
  2. 一元台帳に入れて、期限と返金条件を同じ行に置く
  3. 併願が増えるほど、この表の価値が上がる

出典

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