【中学受験】学習塾が選ぶグローバル教育校ランキングから考える中学受験と学校選びの新しい視点

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「グローバル教育」って、正直よく分からない

中学受験を考え始めると、どうしても気になるのは 偏差値・合格実績・進学先です。

一方で、最近よく目にするのが 「グローバル教育」「探究」「国際感覚」といった言葉です。

正直なところ、 それって本当に意味があるのか、 英語ができる子向けの話ではないのか、 受験に直接関係あるのか、 そんな疑問を感じていました。

「いいことは書いてあるけれど、実際どうなの?」 そう思いながら見ていた中で、目に留まったのが 大学通信が発表した 「学習塾が勧める“グローバル教育に力を入れている中高一貫校”ランキング」 でした。

本記事で取り上げているランキングは、大学通信が2025年12月4日に発表した内容をもとにしています。
詳しいランキングの概要や調査方法については、ReseMom掲載の記事を参照しました。
https://resemom.jp/article/2025/12/05/84226.html


ニュースの整理|このランキング、何が特徴なのか

このランキングの特徴は、とてもシンプルです。

  • 首都圏312の学習塾教室
  • 塾長・教室長が「勧めたい学校」を最大5校選択
  • 1位5点〜5位1点でポイント集計

つまり、実際に多くの受験生を見ている塾側の 「現場感覚」が反映されたランキングだという点が特徴です。

今回の記事では、

  • 3位:八雲学園(東京・共学)
  • 4位:昌平(埼玉・共学)、郁文館(東京・共学)

までが紹介され、 1位・2位や全30校の詳細は、大学通信ONLINEで公開されています。

数字や偏差値ではなく、 「教育の中身」を軸に評価している点が、少し新鮮に感じました。


上位校に共通していたこと|「英語が得意」で終わらない

記事を読み進めていて印象的だったのは、 どの学校も「英語力そのもの」より、その使い方を重視している点です。

  • 八雲学園
    英語劇やレシテーションを通じて、「使って伝える英語」を 日常の中で経験させる設計
  • 昌平
    IBワールドスクールとして、英語と探究を結びつけた学びを 継続的に実施
  • 郁文館
    全員参加の海外研修やオンライン英会話により、 英語環境を「特別なもの」にしない工夫

どれも共通しているのは、 「英語が得意な子を集める」よりも、 英語を使って考え、言葉にする経験を積ませようとしている点でした。


親目線で感じたこと|進学実績とは別の軸

中学受験の文脈では、 どうしても「この学校はどの大学に強いか」という見方になりがちです。

ただ、このランキングを見て感じたのは、 進学実績とは別の、時間軸の長い価値を測ろうとしている という点でした。

  • 正解が一つでない問いに向き合う力
  • 自分の考えを言葉にする力
  • 違う価値観を前提に話し合う力

これらは、大学受験そのものよりも、 その先の社会に出てから効いてくる力なのかもしれません。


共働き家庭にとってのリアル|「全部やらせる」は難しい

共働き家庭の場合、 塾、英語、探究、留学、すべてを家庭でフォローするのは現実的ではありません。

だからこそ、 「学校の時間の中で、どこまで経験が用意されているか」 は、進路を考える上で大きな判断材料になります。

家庭で全部背負わなくても、 学校の設計そのものが 「考える」「語る」機会を内包しているかどうか。

このランキングは、 そうした視点を与えてくれる資料だと感じました。


わが家に引き寄せて考える|中学受験の“先”を見る

小5の長男を見ていても、 最近は成績以上に 「説明しようとする力」や「言葉にしようとする姿勢」が 少しずつ伸びてきていると感じます。

それはテストの点数にはすぐ表れませんが、 確実に積み上がっている感覚があります。

今回のランキングを見て、 中学受験はゴールではなく、 その先の6年間をどう過ごすかを考える材料が また一つ増えた気がしました。


まとめ|偏差値以外の「物差し」を持っておく

このランキングが示しているのは、 「どの学校が一番いいか」という答えではありません。

  • どんな経験を
  • どんな設計で
  • どの時間軸で積ませようとしているのか

その価値観が、わが家と合うかどうか。

偏差値とは別に、 もう一本、学校を見る物差しを持っておく。 それだけでも、中学受験の見え方は少し変わります。

完璧に理解しなくていい。 今日、学校のホームページを一つ眺めてみるだけでもいい。

そんなきっかけとして、 今回のランキングは十分に意味があると感じました。

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