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9月に入ってからの数週間は、親の私にとっても長男にとっても、ちょっとした「試練の期間」でした。今回の記事では、小5後期に一気に負荷が上がった9-10月を振り返ってみたいと思います。
3週分の「やっていない宿題」が発覚した日

きっかけは、9月のある平日の夜でした。いつものように日能研の宿題ノートを何気なくめくってみると、算数の計算問題(毎日少しずつ解くタイプの宿題)が、3週分まるごと空白になっていました。
「え、これ全部やってないよね?」と聞くと、長男は一瞬固まりました。そのあと、鉛筆を持って、過去の日付を書きかえようとしたのです。
正直、この瞬間はかなりショックでした。「やっていなかった」事実よりも、「ごまかそうとした」ことが胸に刺さりました。
学校の宿題も2〜3日分抜けていた

日能研のノートを見てから、念のため学校の宿題ノートも確認しました。すると、こちらも1か月のうち2〜3日は宿題が空欄になっている日がありました。
・学校から帰ってくる
・塾のある日はそのまま日能研へ
・帰宅後に食事とお風呂
・残っていれば宿題と復習
親としては「なんとか回っている」と思い込んでいましたが、実態はところどころでこぼれていたわけです。明るく、塾にも普通に通っているので、こちらが気づくのが遅れたと感じています。
早朝6時起き宣言と「スマホの真実」

もう一つの変化が、「朝6時台に起きる」と長男が言い出したことでした。それまでは7時台に起きていたのですが、本人はこう言いました。
「勉強時間を増やしたいから、早く起きる」
アラーム代わりと言ってスマホを寝室に持ち込むようになりました。しかし、ふと気になって履歴を見ると、就寝前にYouTubeを見ていたことが判明しました。
責める気持ち半分、「そりゃそうだよな…」という気持ち半分。自由時間が欲しくなるのは大人も同じ。小学生がその感情を朝に持ち込んでも不思議ではありません。
実は、勉強時間の総量はあまり変わっていなかった

ここで一度、7月までと9月以降の1週間の過ごし方を見直しました。ざっくり比較すると、次のような印象です。
- 家で机に向かっている時間(宿題+復習)
- 学校の宿題をやっている時間
- YouTubeやswitchで遊ぶ時間
- 学校の友達と外で遊ぶ時間
これらをトータルで見ると、時間の比率は大きく変わっていなかったのです。むしろ小さな変化としては、
- 日能研の授業時間が週+70分増えた
- 土日の模試が月1回(3時間半)増えた
つまり「表面上は変わらない」のに、実際には塾側の拘束時間が増えているという構造になっていました。これが長男の「しんどさ」を静かに押し上げていたのだろうと思います。
家庭学習はあえて“引き算”に切り替えた

9月以降、家庭での学習メニューはかなり思い切って絞りました。
- 算数の基本問題集 → 完全にカット
- 理科の基本問題集 → カット
- 社会の基本問題集 → 社会だけ継続
つまり、「家でやるテキスト」は意図的に減らしました。
7月までは、塾テキスト+栄冠(宿題)+家の問題集という3段構えでしたが、9月以降は
「必要最低限を確実に完走する」
という方針に切りました。
それでも、負荷そのものは確実に重くなっていた

ところが、塾のテキストと栄冠自体が7月以前より明らかに重くなっていたのです。
- 国語:問題文の文字量がほぼ2倍
- 社会・理科:宿題ページ数が約1.5倍
さらに学校でも学習発表会の合奏練習が本格化。鍵盤ハーモニカの担当だった長男は、
- 家では寝る前にピアノで練習
- 学校では休み時間に友達と合わせ練習
という日々を送っていました。
本人は「大変」と言いませんでしたが、今振り返れば、
「宿題をやり切れなかった」 「日付を書き換えてごまかそうとした」
あれは長男なりの“心の叫び”だったのだと思います。
親としての方針転換と、小さな3つの工夫

もちろん、ごまかしについてはその場で叱りました。
ただ同時に、「なぜここまで追い込んでしまったのか」は親側の宿題でした。そこで、9月以降は次の3点を微調整しました。
① 家での“+α学習”を削る
算数・理科の問題集は封印、社会だけ継続。
② 「量」より「完走感」を優先
すべてやるより、「ここまで終わった」を一緒に積み上げる。
③ 本音を言いやすい空気づくり
「やりたくない」を即否定しない。代わりの落としどころを一緒に考える。
伴走を続けるための通過儀礼?

9−10月の一連の出来事は我が家にとって大きなターニングポイントでした。
- 「負荷が明らかに上がっているのに、子どもは言葉にできていない」
- 「宿題の抜けや、ごまかしが出てきた」
そんなサインが見え始めていたら、それは立ち止まっていい合図なのかもしれません。
勉強時間を増やす前に、「何を減らすか」を決める。
「頑張れ」ではなく、「どこが一番きつい?」から会話を始める。
そんな小さな対話が、あの9月の長男には必要だったのだろうと今は思います。
この記事が、小5後期の“あの時期”を走っているどこかのご家庭に、少しでも「うちだけじゃない」と感じてもらえるきっかけになればうれしいです。


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