わたしのことや家族のことはこちらの記事もご覧ください
はじめに:2年前の自分に言いたいこと
以前、「中学受験の塾は何年生から?」というテーマで記事を書きました。
記事はこちら → 中学受験の塾は何年生から?共働き家庭の最適なスタート時期と選び方
わが家は、小3の2月(新小4)から日能研に通いはじめて約2年。いまは小5です。
当時は調べた情報をベースに書いたつもりでしたが、通ってみると、やっぱり見えてくるものが違いました。とくに共働き家庭だと、「いつから始めるか」は学年だけで決まらなくて、家族の生活構造(休みの曜日・兄弟構成・イベント)に強く左右されます。
今回は、いまのタイミングで一度、父親目線で振り返ります。
結論:わが家は「小3の2月スタートで良かった」—理由は“勉強”より“運用”にある
結論から言うと、わが家の場合は小3の2月から始めて良かったです。
理由は「勉強を先取りできた」ことよりも、共働きでサポートするための時間が確保できたこと。
そして、もし仮に小5(=小4の2月)からスタートしていたら、長女の小学校入学と重なって、家が手一杯になっていたかもしれない——これが、2年経って一番リアルに思うところです。
わが家の結論
- 共働き家庭は、開始学年以上に「タイミング」が重要
- 兄弟イベント(入学・卒園・習い事の変化)が重なると、体感難易度が跳ね上がる
- だからこそ、余白を持って始める価値がある
わが家の前提(共働き・通塾条件)

通塾スタート:小3の2月(新小4のタイミング)
通塾期間:約2年(いま小5)
休日:私・土日、妻:火水
日能研を選んだ理由:詰めすぎず、放置しすぎない「心地の良い距離感」

日能研を選んだ一番の理由は、入塾検討時の塾側の対応が、こちらの家庭事情に対して押しつけがましくなかったことです。
塾側がこう話してくれた(印象に残ったスタンス)
- 受験勉強がお子さんに向いていないと思えば、無理に続ける必要はない
- 受験は、子どもの選択肢を広げる手段の一つ
- 入塾は小3の12月までに絶対決めなきゃいけない…という話ではない
- ただし例年、正月明けに申し込みが集中する傾向があるので、迷っているなら「枠だけ押さえて、年末年始に家族で話し合う」という選択肢もある
この距離感が、わが家には合っていました。
逆に、他塾では「資料請求→体験授業」の後に毎日のように入塾を促す電話が来たり、迷っていると伝えると日能研批判を展開されたりもしました。そういう“売り方”に違和感があったのも正直なところです。
中学受験は、家庭の生活をがっつり使うプロジェクト。
だからこそスタート地点で「この塾なら信頼して任せられる」と感じられるかは、想像以上に大事でした。
わが家の共働き前提:休みがズレているからこそ“分担”が作れた

わが家は共働きですが、休日の形が少し特殊です。
私は土日が休み、妻は火水が休み。
このズレ、最初は「家族の時間が合いづらいのでは」と心配しました。でも実際は、通塾が始まると、このズレが分担の余地になりました。
| 曜日 | 主担当になりやすいこと |
|---|---|
| 土日 | 私がテストや直しの付き添い、週末の全体設計を担いやすい |
| 火水 | 妻が平日の穴(生活・見守り・声かけ)を埋めやすい |
もちろん理想通りにはいかないんですが、「どちらか一方に負荷が集中する」よりは、サポートしやすいと感じています。
逆に言うと、共働き家庭のスタート時期は、学年より先に「誰がどの曜日に主担当できるか」を決めておくとラクになります。
通塾2年で分かったリアル①:詰まりやすいのは「平日」より「週末」

共働きだと平日が大変、はその通りです。でも、わが家で本当に詰まりやすかったのは週末でした。
テスト、テスト直し、宿題の残り、次週授業の準備、家族の用事、休息。これが重なると、週末が「回復」ではなく「処理」になります。そして週末が処理になると、家の空気が荒れやすい。
途中から変えた考え方(わが家の方針転換)
- “全部やる”ではなく、“点に変わるところからやる”
- “100点運用”ではなく、“続く運用”を優先する
この切り替えができたのは、2年間の試行錯誤があったからです。
習い事との両立は「判断材料」がないと賭けになる

小5・2学期の、とある週末(例)
| 曜日 | 予定 |
|---|---|
| 土曜 午前 | テスト |
| 土曜 午後 | 習い事(サッカー) |
| 日曜 午前〜午後 | 習い事(サッカー) |
| 日曜 午後 | 回復 |
| 日曜 夜 | テスト直し |
こうして並べると分かるのですが、「勉強をどこに入れるか」というより、“テストのやり直しが週末の最後尾にやっと入る”という状態になります。
そして回復枠を削ると家庭運用が崩れやすいので、わが家は回復を優先していました。
ふと気づいたのは、もし小5(小4の2月)から塾を始めていたら、習い事との両立について判断する材料が少なく、入塾と同時に大きな決断を迫られていたかもしれないということです。
小3の2月から走ってきた2年間は、学力の先取り以上に、「両立の判断材料を貯める期間」になっていたんだなと思います。
通塾2年で分かったリアル②:「小5の壁」は、能力より“生活の限界”として来る

小5になると、内容も量も上がります。そこで感じたのは、「子どもの能力が足りない」というより、生活の余白が足りないと壁になるということでした。
とくに共働き家庭は、仕事の繁忙、兄弟イベント(入学・行事)、習い事や家庭の都合、親の体力。こういう現実の上に塾が乗ります。
学力の準備より、生活の準備。
そして、生活の準備には時間がかかる。
もし小5スタート(小4の2月)だったら?:入学イベントと重なると、家庭運用は一気に難しくなる

わが家の場合、もし仮に小5(=小4の2月)から始めていたら、長女の小学校入学と重なっていました。
入学時期は親のタスクが増えるだけじゃなくて、家の中の“目に見えない調整”が増えます。
生活リズムが変わる、持ち物・提出物・行事が増える、親の頭の中のToDoが常に満杯になる。
そんな状態で、上の子の通塾を本格稼働させるのは、かなり難易度が高かったと思います。
だから結果論ではあるけれど、わが家は「少し早めに始めて良かった」と感じています。
まとめ:開始学年より「家族が折れない仕組み」がすべて

通塾2年を振り返って思うのは、結局これです。
- 家族が折れない
- 子どもが自分のペースを失わない
- 親が焦りを制御できる
この“仕組み”があるかどうかで、受験生活の質が決まります。
2年前の記事は当時の自分なりに全力でしたが、今ならこう追記します。
「塾は何年生から?」の答えは、学年ではなく、家庭が回るタイミングで決まる。共働き家庭は、なおさら。
勉強の伴走に試行錯誤してきた記録は以下の記事もご覧ください。
同じように迷っている家庭の参考になれば嬉しいです。
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