わたしのことや家族のことはこちらの記事もご覧ください
9月も後半に入り、いよいよ秋本番の学習シーズンに突入しました。先日受験した9/27育成テストの結果が返却されましたので、今回も父親目線で振り返ってみたいと思います。夏休みから続く連戦に加え、前週には思考力育成テストが実施されており、本人にとってはかなりの負荷がかかるタイミングでした。果たしてその中でどのような結果が出たのか。データとともに考えていきます。
基本集計の結果(全員母集団)

まずは、受験種別に関係なく「全員が共通で解いた問題」を母集団にした基本集計です。
区分 | 得点 | 平均点 | 評価 |
---|---|---|---|
4科目合計 | 266 | 232.0 | 6 |
3科目(国算理)合計 | 206 | 177.3 | 7 |
2科目(国算)合計 | 131 | 114.3 | 6 |
国語 | 62 | 64.9 | 5 |
算数 | 69 | 49.4 | 7 |
社会 | 60 | 53.6 | 6 |
理科 | 75 | 61.8 | 7 |
数字を並べると、算数と理科で平均をしっかり上回り、全体を押し上げています。一方、国語は評価5でやや低迷。社会は平均より上で安定という布陣で、総じて「理系型」の色合いが強い回でした。
受験種別集計の結果(上位層除外の母集団)

続いて、クラス帯などの受験種別で母集団を切り出した集計。ここでは同じ得点でも順位や評価の見え方が大きく変わるのがポイントです。
区分 | 得点 | 平均点 | 評価 |
---|---|---|---|
4科目合計 | 356 | 264.6 | 9 |
3科目(国算理)合計 | 296 | 218.0 | 9 |
2科目(国算)合計 | 221 | 163.9 | 9 |
国語 | 102 | 83.1 | 7 |
算数 | 119 | 80.7 | 9 |
社会 | 60 | 44.9 | 7 |
理科 | 75 | 53.1 | 8 |
算数が評価9、理科が評価8。4科・3科・2科のすべてで評価9を確保し、総合でも上位7〜8%に食い込む結果でした。国語・社会は“平均+α”の位置で粘り、理系2科で大きく押し上げた格好です。
見えてきた強みと課題

- 強み:算数は文章題・応用題での取り切りが進み、安定感と突破力が同居。理科も資料読み取り・実験考察で落ちにくい答案に。
- 課題:国語の記述での減点。設問要求に即した根拠提示や言い換えが甘く、内容理解を得点化しきれていない。社会は知識の穴が点在し、伸び切らない。
父親としての葛藤

成績表を開くと、つい「順位」や「評価」に気持ちを引っ張られます。受験種別集計で評価9を並べると「やればできる」と胸が熱くなる一方、日能研が掲げる「合格の先を見据えた持続可能な学び」という理念に照らすと、やはり点数は通過点だとも感じます。数字だけを追いすぎると、子どもの学びの手触りを置き去りにしてしまう——この距離感の調整が、父親としての難しさだと実感します。
次につなげる家庭の工夫

- 国語:記述の“型”を体に入れる。模範解答の音読→設問の要求語(理由・根拠・要約)に色を付けて確認→自分の答案を同じ型でリライト、の3ステップを短時間で回す。
- 算数:うっかり対策の徹底。「見直しチェックリスト(式・単位・図・条件)」を答案用紙の余白に必ず書く習慣化。好調時こそ取りこぼしをゼロに。
- 社会:因果つなぎの口頭練習。教科書の太字語を“原因→結果→影響”の一文で言い換える(例:減反政策→生産量調整→輸入拡大と食の多様化)。
まとめ

9/27育成テストは、基本集計では“平均+α”、受験種別集計では“上位7〜8%”という手応えのある回になりました。算数・理科の理系2科がしっかり牽引し、国語・社会は次の伸びしろが明確です。これからのテストラッシュでも、数字の上下に振り回されすぎず、学びのプロセスを家庭で支えていきます。次の一歩は、国語の記述型を日々の短時間で回すこと、算数のうっかり対策を形式化すること、社会の因果つなぎを家の会話に組み込むこと。小さな習慣で、着実に次へ。
コメント