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今回の結果と第一印象

8月21日に実施された夏期特別テスト第3回。
まずは結果から。(国語と算数の点数は共通。社会と理科の評価は基本集計)
科目:点数(平均点)/評価
国語:59点(64.3点)/5
算数:94点(55.2点)/9
社会:75点(67.9点)/6
理科:82点(59.9点)/7
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4科目:310点(248.7点)/7
4科目合計では過去の回と大きな差はなく、安定した結果となりました。
ただし内訳を見ると、科目ごとに光と影がはっきりと分かれました。
特に理科は前回に続いて得点率が高く、平均点を大きく上回りました。
一方で国語は依然として苦戦が続き、特に記述問題では日本語表現の曖昧さが減点につながっています。
本人に感想を聞くと「理科はすぐに答えが見つかるけど、国語は何を書けばいいかわからない」と率直な答えが返ってきました。ここに、今後の課題の核心があると感じます。
過去3回との比較と推移

今回を含めた4回分の特別テストの結果を並べると、以下のようになります。
点数(平均点)/評価
国語 | 算数 | 社会 | 理科 | 4科目 | |
春期 | 69(59.4) /7 | 83(61.8) /8 | 88(68.8) /7 | 68(66.8) /6 | 308(259.4) /7 |
夏期1 | 79(55.9) /7 | 84(62.6) /7 | 75(68.2) /6 | 86(76.8) /6 | 324(265.2) /7 |
夏期2 | 55(61.1) /5 | 94(58.3) /9 | 71(65.5) /6 | 88(69.9) /8 | 308(256.6) /7 |
夏期3 | 59(64.3) /5 | 94(55.2) /9 | 75(67.9) /6 | 82(59.9) /7 | 310(248.7) /7 |
総合点は春期が308点で平均259.4点との差+48.6点、夏1が324点で平均265.2点との差+58.8点、夏2が308点で平均256.6点との差+51.4点、夏3が310点で平均248.7点との差+61.3点。大きなブレはなく安定推移していることが分かります。
ただし、安定の中にも特徴があり、算数・理科は安定して強みを発揮している一方、国語と社会は停滞が続いています。特に国語は「波」が大きく、記述問題の出来が全体を左右していることが読み取れます。
夏期講習と自主性チャレンジ

この夏、私はあえて関与度を下げる方針を取りました。意図は「本人の自主性を伸ばす」こと。
春までは毎日のように声をかけ、進捗をノートにチェックしていました。しかし夏期講習中は、スケジュール管理も含めて本人に任せてみたのです。
結果として、やらなければならない課題を大きく落とすことはありませんでした。ただし国語の記述練習や漢字演習のように「後回しにしやすい分野」はやはり抜けが出ました。
理科や算数のように「解けばすぐに成果が見える科目」は積極的に進められるのに対し、国語は手をつけるまでに時間がかかる。この性格の差が、点数の差にもそのまま現れています。
夏休みを乗り越えた成長

夏期講習が終わり、通常授業が再開した日のこと。
帰宅した息子の第一声は「授業が短く感じた」でした。
実際に夏期講習中は4コマ・5時間10分(休憩時間含む)の長丁場。それに比べ通常授業は2コマ・2時間30分(休憩時間含む)です。体感として短く感じるのは当然ですが、息子にとっては「集中すれば時間は早く過ぎる」という学びにもつながったようです。
また、自宅学習で印象的だったのは社会の白地図を地図帳やスマホを駆使して宿題を独力でやり切ったことです。「自分で工夫してみよう」という芽が出てきたことに、夏の収穫を感じます。
示唆される課題

今回の結果とエピソードから見えてきた課題は、やはり国語です。
・ 漢字は量をこなしても正答率が5割前後にとどまる
・ 記述は主語と述語の不一致や、省略による意味の不明瞭さが目立つ
・ 問題文を読んでいない人が解答だけ読んでも意味が通らない
これは「日本語表現力」そのものに直結しており、短期間で劇的に改善するのは難しいと痛感します。
9月以降の対策

9月からは次の3つを意識します。
- 漢字は毎日少しずつ
1日10分で良いので、繰り返し定着を図る。正答率の底上げを狙います。 - 記述は「誰が・何を」を徹底
主語と述語を意識して書かせる。短くても意味が通る文を目指す。 - 親は観察に戻る
夏は任せすぎた部分もあったため、再び「観察メモ」を残して傾向を把握します。ただし過干渉にはならず、声かけは最小限。
まとめ
夏期特別テスト第3回は、全体として安定した結果でした。しかしその中で「強みと弱みの差」がより鮮明に浮かび上がりました。
自主性を重視した夏の取り組みは一定の成果を見せつつも、国語の課題は依然として残りました。
受験本番まではまだ1年半以上あります。この時期の失敗や停滞はむしろ「課題が見えた」と前向きに捉えたいと思います。
次のステップは、国語の基礎力を少しずつ底上げすること。本人の工夫を尊重しながら、父親としての伴走も続けていきます。

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