筆者のことや家族のことはこちらの記事もご覧ください
国語が苦手な長男ですが、教科の特徴なのか、がんばり方が見えにくい。。。
点数だけ追うと「良かった/悪かった」の結論が毎回ぶれて、親のほうが消耗します。
今回はMY NICHINOKENの分野別正答率で、公開模試(小5通年)の国語を棚卸しします。
結論

分野別正答率をざっと並べると、伸びしろはきれいに偏っていました。
うちの場合は「記述(総合・類推)」「要点・要旨」「ことわざ」「漢字(書き)」が、次の得点に直結しそうです。
| 観点 | 正答率 | ひとこと(親の判断) |
|---|---|---|
| 記述(全体) | 50%(37/74) | 「書けば取れる」がまだ不安定。特に総合・類推が落ちやすい。 |
| 記述:総合 | 45%(18/40) | まとめ切れない。要旨の固定と直結。 |
| 記述:類推 | 45%(9/20) | 「一段飛ばし」の推論が弱い。根拠の拾い方を型にしたい。 |
| 要点・キーワード | 30%(3/10) | ここが上がると、記述(総合)が連鎖で上がりやすい。 |
| 要旨 | 20%(1/5) | 「つまり」を1文で言い切る練習が必要。 |
| ことわざ・慣用句 | 29%(5/17) | 短時間で改善しやすい「差がつく基礎」。 |
| 漢字(全体) | 56%(81/144) | 読解以前に静かに削られる。特に書きが重い。 |
| 漢字:書き | 49%(47/95) | 今のままだと「毎回、合計点が伸びにくい」原因になりやすい。 |
| 良さが出ている所 | 文を書く・書きかえる 100%(5/5) 表現 86%(19/22) 指示語 87%(7/8) | 得意は「守る」。ここを増やすより、弱点の穴を先に埋める。 |
「読解の勉強を増やす」より、先に要旨と記述の型を固定したほうが、家庭学習の摩耗が減りました。
うちは“頑張る量”を増やすと、親子でだいたい詰みます。
全体像

国語は文章の種類より先に、まず解答の型で負けやすい。
今回のデータは、それをはっきり見せてくれました。
| 解答形式 | 正答率 | 読めること |
|---|---|---|
| 記号選択 | 66%(104/156) | 読む力は一定ある。取り切れていないのは「最後の確定作業」。 |
| 抜き出し | 73%(41/56) | 根拠に戻れる。本文内での照合はできている。 |
| 記述 | 50%(37/74) | 結局ここ。要旨→根拠→一文にするの手順を固定したい。 |
記述の中でも、さらに差が出ていました。
| 記述の内訳 | 正答率 | 読めること |
|---|---|---|
| 分析 | 71%(10/14) | 部分の説明はできる芽がある。 |
| 総合 | 45%(18/40) | 全体をまとめ切れない。要点・要旨と直結。 |
| 類推 | 45%(9/20) | 一段飛ばす推論が弱い。根拠の拾い方を型にする価値が高い。 |
ここでの結論
うちは「読めていない」よりも、まとめ方(要旨)と書き方(記述)の手順がまだ曖昧。
だから、家庭の打ち手は「読解量を増やす」より型の固定が効きそうです。
文章ジャンル

次に、文章ジャンルで見ます。
うちは物語も説明文も“そこそこ”読めている一方、落ち方が違うのがポイントでした。
| ジャンル | 全体 | 弱点が出やすい所 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 物語 | 64%(84/130) | 心情 58%(30/51) 理由 55%(10/18) | 「気持ち」は読めても、根拠を文に戻して言い切るのが甘い。 |
| 説明・論説 | 64%(75/117) | 要点・キーワード 30%(3/10) 要旨 20%(1/5) | 読む以前に、筆者の結論を短く固定する作業が弱い。 |
読解の範囲

国語の失点は、だいたい「細部」と「全体」のズレで起きます。
このズレを数字で見られるのが、分野別正答率の良さです。
| 読解範囲 | 細部 | 全体 | 読み取れること |
|---|---|---|---|
| 物語 | 66%(43/65) | 63%(41/65) | 細部と全体は近い。物語は「手順の揺れ」が原因になりやすい。 |
| 説明・論説 | 70%(53/75) | 52%(22/42) | 細部は拾えるのに、全体が弱い。要旨の固定が急所。 |
| 随筆 | 66%(6/9) | 45%(5/11) | 説明文と同じ匂い。全体把握の型がほしい。 |
| 詩 | (母数少) | 20%(1/5) | 薄くていいので“触れない”は避けたい。短時間で型だけ。 |
ここでの結論
説明文と随筆は「細部」ではなく「全体(要旨)」が弱い。
つまり、家庭の打ち手は要旨→記述(総合)の順で刺さりやすい。
語句と漢字

派手さはないけど、差がつきやすい。
そして家庭で一番、改善しやすいところです。
| 領域 | 正答率 | ひとこと |
|---|---|---|
| 語句(全体) | 65%(29/44) | ここは積み上げが効く。 |
| ことわざ・慣用句 | 29%(5/17) | 短時間で改善しやすい「差がつく基礎」。週2〜3回で十分。 |
| 漢字(全体) | 56%(81/144) | 読解以前に、毎回静かに点を削る。 |
| 漢字:読み | 68%(17/25) | 読みはまだ戦える。 |
| 漢字:書き | 49%(47/95) | ここを上げると合計点が安定する。家庭での費用対効果が高い。 |
まとめ

国語は正解が見えにくい。だから親が悩みやすい。私もずっとそうでした。
でも、分野別正答率を使うと、少なくとも「次に直す1点」は決められます。
今回の整理
- 伸びしろの核:記述(総合・類推)/要点・要旨/ことわざ/漢字(書き)
また次の模試でも、同じやり方で見直します。
一歩ずつでいい。少なくとも、迷う回数は減らせるはず。

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