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正直、前回11/29の公開模試はきつかったです。
4科偏差値が一気に落ちて、国語は「これは…」と思う水準まで急降下。
結果を見た瞬間、「実力が落ちたのか」「このまま6年に入って大丈夫か」と、親のほうが動揺しました。
ただ、冷静に振り返ると、あの急落は“能力の問題”だけでは説明がつかない。
テスト・宿題・直し・次単元が重なったタイミングで、家庭学習の回し方が崩れ、点数に直撃した——そんな手触りがありました。
前回11/29の結果記事はこちら:【日能研小5】11/29公開模試の結果と振り返り|国語…
この記事で分かること

- 急落は「実力」より「運用崩れ」で起きやすいという見立て
- 12/14で戻せたポイント(直し方・優先順位づけ)
- 忙しい家庭でも再現しやすい立て直しテンプレ
公開模試の結果(12/14)まとめ

まずは全体像(4科・3科・2科)
| 区分 | 得点 | 平均 | 偏差値 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 4科 | 320 | 253.4 | 58.5 | 総合がレンジに復帰 |
| 3科(国算理) | 253 | 194.3 | 59.4 | 国語・理科が効いた |
| 2科(国算) | 190 | 147.0 | 59.1 | 国語回復のインパクト大 |
科目別(点数と偏差値が一目でわかる表)
| 科目 | 得点 | 平均 | 偏差値 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 101 | 76.3 | 59.2 | 急落から回復の中心 |
| 算数 | 89 | 70.6 | 57.0 | 処理ミス減が次の一手 |
| 理科 | 63 | 45.9 | 59.1 | 型が効いて安定しやすい |
| 社会 | 67 | 58.6 | 54.3 | 取りこぼしの型潰しが鍵 |
順位
4科: 2046位 / 10256人(上位およそ20%)
3科(国算理)1938位 / 11058人(上位およそ18%)
2科(国算) 2075位 / 11436人(上位およそ18%)
今回のハイライト
- 国語・理科が59台でしっかり稼げた
- 社会はまだ伸びしろ(54.3)
9月以降の公開模試推移

4科偏差値の推移
58 → 54 → 57 → 49 → 58
科目別推移
| 科目 | 9/6 | 10/04 | 11/01 | 11/29 | 12/14 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 国語 | 52 | 48 | 56 | 40 | 59 | 乱高下だが今回は戻った |
| 算数 | 63 | 58 | 58 | 53 | 57 | 安定寄り(伸びしろも) |
| 理科 | 62 | 56 | 62 | 50 | 59 | 戻りが早い科目 |
| 社会 | 51 | 52 | 49 | 57 | 54 | 波が出やすい |
“戻った科目”と“次の課題”を先に整理
戻った:国語、理科(総合も戻った)
途中: 算数(57まで戻ったが、伸びしろ)
課題: 社会(安定して取る仕組みづくり)
今回(12/14)立て直せた理由

理由①:直しの型を固定(直し→類題→再テストを翌週までに)
- 当日〜翌日:直し(解説を読んで納得)
- 週内:類題(同じ型を1〜2問)
- 翌週:再テスト(同じ落とし方をしていないか確認)
理由②:テスト直しを3分類して最短化(読み違い/理解不足/処理ミス)
- 読み違い :条件に線/単位チェックをルール化
- 理解不足 :解説を要約して「自分の言葉」1行
- ケアレスミス:途中式の型(分数/比/単位)を固定
理由③:国語が戻った要因(根拠確定+直しで「なぜダメか」まで言語化)
- 設問ごとに根拠を本文で確定する
- 直しで「なぜその選択肢がダメか」まで言えるようにする
理由④:理科が安定した要因(知識より“落とさない型”を優先)
- 取り切る問題を落とさない
- 計算・グラフ処理で事故らない
理由⑤:算数・社会の“次の一手”(戻し切るための焦点)
- 算数:難問で稼ぐより、処理ミス減/時間配分(見直し余白)
- 社会:波を減らすために「取りこぼしの型」を潰す(用語・資料・読み落とし)
成績が急降下した時の立て直しテンプレ

ステップ0:急落を「実力低下」と決めつけない(まず運用チェック)
- 直しが溜まっていないか
- 宿題が「終わらせるだけ」になっていないか
- 睡眠・疲労で処理落ちしていないか
ステップ1:1週間の渋滞を解消(やることを減らし、順番を固定)
- やることを減らす(全部は無理)
- 順番を固定する(迷う時間をなくす)
- 直しを先に置く(溜めない)
ステップ2:直しは3分類+最短化(1問に時間をかけすぎない)
読み違い/理解不足/処理ミス。
どれか1つに決めて直すだけで、回転が上がります。
ステップ3:復習は翌週までに2回(直し→類題→再テスト)
- 直した問題と同じ型を1〜2問
- 翌週に確認を1回
ステップ4:共働き運用テンプレ(家庭会議10分+週次レビュー15分)
- 家庭会議10分:今週は何を捨て、何を残すか
- 週次レビュー15分:テストの穴を1つだけ決める
- 穴の修正:類題2問+再テスト1回だけ
保存版:忙しい家庭のためのチェックリスト(これだけやればOK)
- 直しを溜めない(翌日までに手を付ける)
- 類題を1〜2問だけ(再現)
- 家庭会議10分で優先順位を決める
まとめ

今回の学び3つ
- 急落は「実力不足」だけで起きない。家庭学習が回らなくなると点は落ちる
- 回復の鍵は、直しの型と優先順位(回し方)
- 次の課題は、算数の処理ミス減と社会の取りこぼしパターン潰し
次回までにやること(今週の1センチ改善)
- 直しを3分類して、原因を一言で言う
- 類題を1問だけ足す
- 週末の追いかけを作らない(引き算の優先順位)
急落は通過点。大事なのは「戻し方の型」
受験は波が出る。だからこそ、崩れたときに戻せる型を持っている家庭が強い。
今回の経験は、その型を家庭にインストールできた回だったと思っています。

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