親の不安を吹き飛ばす“テスト後あるある”

7月19日に行われた日能研の育成テスト、成績速報が出揃った今、「偏差値だけ見てため息…」なんてこと、ありませんか?周囲と比べて落ち込んだり、「このままで大丈夫?」と不安になったり。わが家でも正直、数字だけを見て気持ちが沈みそうになりました。
でも、今回はそこに一石を投じる視点を共有したいと思います。
この記事では、偏差値や順位だけに振り回されず、「子どもの変化」に目を向けることで得られた前向きな気づきを中心に構成しています。
今回の結果

今回のテスト結果をざっと振り返ってみます。まず、共通の得点と平均点と評価は以下のとおり。
- 国語:得点 81点 / 平均 73.6点 / 評価 6
- 算数:得点 84点 / 平均 53.8点 / 評価 8
- 社会:得点 66点 / 平均 64.1点 / 評価 6
- 理科:得点 82点 / 平均 61.6点 / 評価 8

算数と理科は安定したまま前期を締めくくれたかな。
社会は夏期講習での復習による定着に期待。
国語は評価が伸び悩んだものの、「変化の兆し」が表れてきています。
前期の成績推移は「【日能研小5】7/5育成テスト|成績推移と親の伴走記録」をご覧ください。
「点数では見えない成長」に目を向けて

分野別正答率
日能研の分野別正答率を振り返ってみました。
今回注目したいのは、国語の記述問題の正答率が前年同期比で飛躍的に向上している点です。
(前期>育成テスト[共通]で検索)
- 記述正答率:小4 27% → 小5 61%
正答率からも読み取れるように、「記述」に関しては着実に力がついてきたと振り返っています。
- 漢字正答率:小4 89% → 小5 73%
一方で、漢字は課題が残る結果となりました。
とはいえ、小5になって難易度も上がっているので夏期講習中のテスト結果を注視したいと思います。
基礎力
算数の基礎問題で取りこぼすことがなくなってきた点も成長できたポイントと思っています。
前期の育成テスト全10回中9回が50点満点を取れたことはケアレスミスや問題の読み間違いをしなくなってきた証と思っています。

得点は伸びていなくても、力の付く部分に変化が起きていると振り返っています。
変化を見逃さずに“次”につなげる方法

成績を見て気持ちが沈むこともあります。
でも、テストの本質は「できた/できない」のラベル付けではなく、「どこに成長の兆しがあるか」を発見することです。
特に中学受験は長期戦。
今すぐに完璧を求めるより、「去年より、前回より、どこが伸びたか」を一緒に見つけるほうが、親子ともに前向きになれます。
たとえば、今回の我が家では、テスト後の家庭内フィードバックをこう変えてみました。
「国語の記述、よく頑張ったね。内容を読み取る力がついてきてる証拠だよ。次は漢字も少しずつ戻していこうね。」
偏差値や順位がどうしても気になる中学受験。
でも、それだけにとらわれず、子どもの「変化」に目を向けられる親でありたいなぁと思いました。
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