【日能研小6】5/24育成テストの結果と振り返り|算数評価10→6の急落で見えた現在地

テスト振り返り

書いているのはこんなパパ

共働き・2児の父。長男(2015年生まれ)が日能研Mクラスで2027年中学受験に挑戦中。父親目線の伴走記録を綴っています。 筆者紹介はこちらをご覧ください

5/24育成テストお疲れ様でした。
基本集計4科目で評価7、応用クラス内4科目で評価6。
先週の最高水準から一段下がりました。
主因は算数で、基本評価が10から6へ、1週間で4段下落しています。

下がった事実は事実として受け止めつつ、なぜ下がったのかを綴ります。
あわせて、算数で差別化できないと総合力で偏差値60水準には届かないという、長男の現在地が浮かび上がった回でもありました。

この記事を一言で言うと

算数で差別化できないと、総合力の観点から偏差値60水準には届かない。それが、5月の3回(5/10・5/17・5/24)の育成テストが示したわが家の現在地です。

本ブログで繰り返してきた「数字は揺れる、見立ては揺れない」のテーゼを、今回は下振れ側で検証する回でもあります。初訪問の方は、合わせて前週5/17の最高水準回の記録もご覧ください。

結果

基本集計(全受験生)

区分 得点 平均点 評価 総合順位 上位% 男女別順位
4科目 317 245.1 7 9,643人中1,769位 18.35% 4,701人中1,029位
3科目(国算理) 233 180.4 7 10,752人中2,169位 20.17% 5,283人中1,270位
2科目(国算) 150 119.3 7 11,136人中2,844位 25.54% 5,428人中1,508位
国語 88 70.5 8
算数 62 48.8 6
社会 84(共通58+応用26) 63.1 8
理科 83(共通59+応用24) 59.8 8

4科目317点・基本評価7。
国語・社会・理科の3科目は評価8で踏み止まり、算数だけが評価6で大きく沈みました。
総合順位は9,643人中1,769位、上位18.35%です。

受験種別集計(応用クラス内)

区分 共通 選択 合計 平均点 評価 応用クラス内順位 上位%
4科目 267 102 369 366.9 6 3,395人中1,520位 44.77%
3科目(国算理) 209 76 285 286.5 6 3,807人中1,792位 47.07%
2科目(国算) 150 52 202 208.5 5 3,830人中2,018位 52.69%
国語 88 応用22 110 117.7 5
算数 62 応用30 92 90.8 6
社会 58 26 84 79.2 6
理科 59 24 83 77.9 6

応用クラス内では4科目評価6・上位44.77%。
先週の上位8.13%圏から、ほぼ真ん中まで戻りました。
応用クラスの中で「真ん中ど真ん中」の位置に、1週間で着地した感覚です。

5/17との比較

  5/17 5/24 変化
4科目基本評価 9 7 −2
4科目受種評価 8 6 −2
応用クラス内4科目順位 279/3,432(上位8.13%) 1,520/3,395(上位44.77%) 大幅悪化
算数基本評価 10 6 −4
算数受種評価 9 6 −3
国語基本評価 9 8 −1
社会基本評価 7 8 +1
理科基本評価 9 8 −1

下振れの大半は算数1科目に集中しています。
国語・理科は1段の下げ、社会はむしろ1段の上げ。
算数の−4が4科目総合の評価−2を引っ張った構図でした。

算数の評価10→6が示すもの

複合図形の面積、Mクラスアップ後9回中最低の難回

今回の算数の単元は「いろいろな複合図形の面積」。
共通問題の平均点は48.8点でした。
平均点として3/8以降9回の育成テストの中で、共通平均点が最も低い回です。
直近4回の推移で並べると、流れが見えます。

  算数共通平均点 傾向
4/26 58.4 標準
5/10 59.5 標準
5/17 55.9 やや難
今回(5/24) 48.8 9回中最低

58.4→59.5→55.9→48.8。
前3回が55〜60点台で推移していた中で、今回は約10点低い水準まで沈みました。
受験生全体が苦戦した回、という言い方ができます。


図形は、もともと差がつきやすい単元のひとつだと言われています。
計算問題のように手順を踏めば誰でも辿り着けるタイプではなく、
補助線をどう引くか、
どこを切り出すか、
という発想の差が直接得点に出てくる。
今回の48.8点という低さは、その「差がつく」性質が母集団全体に強く出た回だったのではないでしょうか。

算数で差別化できないと、偏差値60に届かない現在地

長男の算数共通は62点。
平均48.8に対して+13.2点の上振れですが、評価としては6にとどまりました。

先週の5/17は算数共通94点・基本評価10で4科目評価9でした。
算数が突き抜けていれば総合は突き抜ける、算数が平均並みなら総合は平均並み。

算数で差別化できないと、総合力の観点から偏差値60の水準には届かないというのが、今のわが家の現在地です。
育成テストには偏差値表示はありませんが、評価と母集団位置から見える絵柄はそういうものだと整理しています。
算数が得点源として効いた回(5/10、5/17)と、算数が平均回帰した回(5/24)の落差が、ちょうどそれを示してくれました。

次回・次々回も図形単元、対策の必要性

次回6/7の算数の出題単元は「図形の移動と作図、図形と比①」。
次々回6/14は「図形と比②」。今回の「複合図形の面積」も含めて、3回続けて図形分野が並びます。

図形は差がつきやすいということは、対策をした子としていない子の差が、ほかの単元よりも素直に開くということでもあります。
今回の48.8点が示したのは、長男にとっても図形は無防備に挑むと評価6前後に着地してしまう領域だ、という事実です。
次回・次々回も同じパターンになると、3回連続で算数の貢献度が低い育成テストが続くことになります。

国語、社会、理科

国語:差別化単元ではないが、記述完全正解という改善

国語の単元は「随筆ー構成と表現」。
前回と同じ単元名が続いています。
共通平均点から見ると、相対的に正答率が高めの領域で、長男にとって差別化の効きやすい単元とは言いがたい回でした。
基本評価は9→8の1段下げで、これは妥当な着地点だと感じています。

ただ、中身を見るとひとつ確かな改善がありました。
共通問題で記述問題が3問出題され、要素・表記まで含めて3問とも完全正解。
記述は、これまで「要素は取れているが表記で減点」というパターンが多かったので、今回の3問完答は伴走者として静かに嬉しい変化です。

数字の上では1段下げですが、解答の質という見えにくい指標では確かに前進している、というのが今回の国語の見立てです。

社会:江戸幕府のおとろえと開国、旅行体験で記憶が定着

社会の単元は「江戸幕府のおとろえと開国」。
基本評価は7→8で、4科目の中で唯一1段上げました。
これは単元相性で説明がつく動きだと見ています。

古代史や中世史と比べると、江戸後期から幕末は人物名や事件名にとっつきやすさがある時代です。
教科書の中だけで完結する情報ではなく、テレビや漫画、旅行先で見る史跡からも自然に名前が入ってくる。
長男も、これまで旅行で戦国大名ゆかりの場所や徳川家の遺跡に何度か触れてきました。
その経験が、文字情報としての知識を呼び戻すフックになっている感覚があります。

単元との相性で振れる、というのは社会の素直な特徴です。
今回の+1は、長男の社会の地力が底上げされたというより、出題範囲との噛み合わせが良かった回、と整理しておきます。

理科:中和、前回水溶液との親和性

理科の単元は「中和」。
前回の単元「水溶液」の延長線上にある内容で、扱う物質や考え方の枠組みがそのまま生きる回でした。
前回の取り組みが2週連続で効いてくる構造になっていて、これも単元相性で説明できる動きです。

基本評価は9→8の1段下げ。
下げではありますが、評価8は十分に高い水準で、わが家の理科としては安定したエリアに収まっています。
前回の水溶液を理解しきれていたら、今回の中和もある程度自走できる。
実際そのとおりの結果になりました。

応用クラス上昇後9回の科目別推移

5/24の数字を、Mクラスアップ後9回という時間軸の中に置いてみます。
応用クラス内(受験種別)の科目別評価を、9回分並べた表です。

科目 1 2 3 4 5 6 7 8(5/17) 9(5/24) 振れ幅
国語 6 6 3 6 9 5 6 8 5 6
算数 4 5 8 7 7 6 6 9 6 5
社会 6 7 8 5 5 5 6 5 6 3
理科 5 5 5 5 6 5 8 8 6 3

9回並べて見ると、振れ幅は科目ごとに違います。
国語は3〜9で振れ幅6、
算数は4〜9で振れ幅5、
社会と理科は5〜8で振れ幅3。
応用クラスの中で安定して同じ評価を出し続ける、ということは1科目もありません。
どの科目も、毎週上下しているのが実態です。

算数の今回の6は、過去9回の中で見れば真ん中近辺の値です。
最低が4、最高が9なので、6は決して下限ではありません。
「算数の最高が出た翌週に、算数の中央値が出た」、そう書けば違和感のないレンジです。先週の9のあと今週の6、というシーケンスだけ見ると急落に映りますが、9回のレンジに置き直すと、いま起きていることはやはり揺れの範囲内に収まっています。

「数字は揺れる、見立ては揺れない」。
先週の好成績の回もそうでしたが、今週の評価ダウンの回もまた、長男の傾向が表れた典型回です。

わかったこと

単元相性で説明できる揺れと、できない揺れ

算数の評価10→6は、単元が「複合図形の面積」で共通平均48.8という9回中最低水準。
社会の評価7→8は、江戸後期から幕末という記憶のフックの多い時代に切り替わった。
理科の9→8は、前回水溶液からの連続性。
国語の9→8は、同じ単元名でも出題のフィット具合が変わった。

どの科目も、今回の動きは「単元との噛み合わせ」で大筋説明できる範囲内に収まっています。
実力が落ちたわけでも、伸びたわけでもない。
むしろ、揺れの大半が単元相性で説明できてしまうほどに、長男の地力は週単位の出来事ではなく、もっと長い時間軸でゆっくり変わるものだ、ということを今回の一覧は示しているのではないでしょうか。

逆に言えば、説明できない揺れが出てきたときは、見立ての方を疑う必要が出てきます。
単元との因果が示せない大きな振れが続いたら、そこで初めて「見立ては揺れたのか」を考える。

算数の差別化が、現在地を決める

5/10、5/17、5/24の3回を続けて見ると、長男の総合力は、算数が突き抜けているかどうかで上下するということ。
算数が評価9〜10で貢献した5/10と5/17は4科目評価8〜9、算数が評価6に着地した5/24は4科目評価7。
算数の貢献度がそのまま総合の評価に乗ってきます。

これは、国語・社会・理科の3科目が安定して評価7〜8の領域にいることの裏返しでもあります。
3科目の貢献は安定している。そこから上に抜けるためのレバーが、算数1本に集約されている。
室長面談から続く一連の見立ては、算数を伸ばし続けるレバーとして位置付けるものでしたが、そのレバーが効いたときの破壊力と、効かなかったときの不在感の両方を、わが家は5月の3回でフルに体験したことになります。

私の所感としては、算数で差別化できないと総合力の観点から偏差値60水準には届かないというのが、いまの現在地です。
算数の単元相性がハマる回が増えれば、自然と4科目評価8〜9のレンジに乗ってくる。

クラスステイは1回ではなく複数回の平均で見る

応用クラス内の評価が、5/17の8から5/24の6まで動きました。
順位で言えば上位8%圏から上位45%圏、ほぼ真ん中までの移動です。
これだけ動くと、クラスステイの判断材料としてどう扱えばいいのか、と心配になる気持ちは正直あります。

ただ9回のレンジで見直すと、応用クラス内の評価も毎週動いているのが見えます。
毎週の数字に一喜一憂しない。
応用クラス内の順位は特に振れやすいので、ますます意識しないといけないと感じた1回でした。

わが家の次の一手

図形単元への対策をどう組むか

今回の48.8点が示したのは、無対策で図形回に挑むと評価6前後に着地する、ということ。これを3回連続で繰り返すと、5月後半から6月にかけての育成テストの算数が、ずっと評価6〜7のゾーンに張り付くシナリオが見えてきます。

テスト翌日の5/25にやり直しを一緒に行いました。
正解した問題は、”どのように考えたかパパに教えて”と説明してもらい、間違えた問題はノートに図形を書き直して、再度解き直しました。

揺れを観察しつつ、長期視点を保つ

先週の評価9のあとに、今週の評価7。
1週間で4科目評価が−2、応用クラス内順位が上位8%圏から上位45%圏。
数字だけを見れば派手な落ち方ですが、9回のレンジに置き直せば、揺れの範囲内に収まっています。
算数の振れ幅5、国語の振れ幅6という事実から見ると、今週の動きはいつも起きていることのもう1回、です。

中学受験本番まで、あと8ヶ月程度。
1回1回の育成テストは大事な観察ポイントですが、ここで判断を急いで動かす局面ではありません。
揺れは観察する、見立てはまだ保つ、対策は本人の状況を見て静かに組む。
これで5月最後の1週間を回します。

noteでは方法論を発信中

本記事で実践した「9回推移で揺れを観察する」考え方は、noteに『育成テスト結果の見方|わが家が確認している5つの観点』として方法論をまとめました。育成テスト結果に振り回されないための家庭運用フレームを、5つの観点に分けて整理しています。

また、育成テストの「評価」が公開模試の偏差値とどう対応するか、複数家庭のデータで照合した試算は、近日中に「個人試算シリーズ」として有料記事で公開予定です。本記事の「偏差値60水準には届かない」という所感の根拠となるデータも、そちらで詳しく扱います。
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※ 本記事はわが家の長男の実績に基づく個人的な記録です。成績の推移や学習方針は家庭によって異なります。

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