【日能研小6】4/26育成テスト結果と振り返り|第7回評価8からの揺り戻しと引き算戦略の答え合わせ

テスト振り返り

書いているのはこんなパパ

共働き・2児の父。長男(2015年生まれ)が日能研Mクラスで2027年中学受験に挑戦中。父親目線の伴走記録を綴っています。 筆者紹介はこちらをご覧ください

先週の記事で「評価8に舞い上がらない」と書きました。
第8回(4/25実施)は予想通り反動が来て、4科304点・評価7に戻しました。
国語は評価9から評価6まで一気に下がり、算数は逆に評価9まで跳ねました。
4月の「足し算をしない」という判断を続けたまま迎えた第8回。
揺り戻しの中身を、データで分解しておきます。

前回書いたこと、今回起きたこと

第7回の振り返り記事で、評価8は「易しい回」と「単元相性」が重なった結果だと書きました。
評価8が定着したわけではなく、第8回はその仮説を試す回になりました。

結果は、ほぼ想定通りでした。
基本集計4科は304点・評価7。
第7回の333点・評価8から29点下がり、評価も1段階戻りました。
受験種別集計は362点・評価6。
前回の410点・評価7から48点下がっています。

第8回の結果(4/25実施)

基本集計(全受験生)

科目 得点 平均点 評価 順位 上位%
4科目 304 241.7 7 9,767人中2,000位 20.5%
3科目(国算理) 229 178.3 7 10,874人中2,028位 18.6%
2科目(国算) 156 115.1 8 11,245人中1,789位 15.9%
国語 62 59.1 6
算数 94 55.9 9
社会 75 62.1 7
理科 73 62.1 7

基本集計4科は304点・評価7。総合順位は9,767人中2,000位(上位20.5%)。

受験種別集計(応用クラス内)

科目 得点 平均点 評価 順位 上位%
4科目 362 364.8 6 3,414人中1,665位 48.8%
3科目(国算理) 287 285.4 6 3,826人中1,726位 45.1%
2科目(国算) 214 208.0 6 3,846人中1,528位 39.7%
国語 100 104.3 5
算数 114 103.7 6
社会 75 78.1 5
理科 73 77.3 5

受験種別集計4科は362点・評価6。
応用クラス3,414人中1,665位、上位48.8%。
応用クラスのほぼ真ん中です。
第7回が応用クラス内でも上位23%だったので、母集団の中での位置はかなり下がりました。

過去6回の推移(第3回〜第8回)

基本集計・4科推移

日付 合計 平均点 平均との差 評価
第3回 3/8 292 252.1 +39.9 7
第4回 3/15 294 242.2 +51.8 7
第5回 3/22 319 240.8 +78.2 8
第6回 4/12 304 234.2 +69.8 7
第7回 4/19 333 257.3 +75.7 8
第8回 4/25 304 241.7 +62.3 7

基本集計の合計点は、第6回と同じ304点に戻りました。平均との差で見ると、+62.3点。第3回の+39.9から第7回の+75.7までじわり積み上げてきた中で、第8回でやや下振れた、という位置づけです。

日能研育成テスト第3回から第8回までの4科合計点推移グラフ。基本集計と受験種別集計、各回の平均点を重ねて表示。第7回がピーク、第8回で平均回帰
図1: 4科合計点の推移(第3回〜第8回)。第7回のピークから第8回でほぼ平均値(307.7点)まで戻った。

受験種別集計・4科推移

日付 合計 平均点 平均との差 評価
第3回 3/8 353 370.4 −17.4 5
第4回 3/15 332 342.1 −10.1 5
第5回 3/22 367 359.5 +7.5 6
第6回 4/12 342 341.8 +0.2 6
第7回 4/19 410 380.0 +30.0 7
第8回 4/25 362 364.8 −2.8 6

受験種別では、第3回・第4回が平均マイナス、第5回・第6回で平均並み、第7回で大きく超え、第8回でまた平均近くに戻りました。
応用クラスの中での「地力ライン」は評価6で、第7回の評価7はやはり例外的だったと、改めて確認できる推移です。

科目別評価の推移(受験種別・応用クラス内)

科目 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 傾向
国語 6 6 3 6 9 5 大幅な揺り戻し
算数 4 5 8 7 7 6 高位安定が崩れた
社会 6 7 8 5 5 5 停滞継続
理科 5 5 5 5 6 5 微減・対策見送りの影響か
国語・算数・社会・理科の科目別得点推移を第3回から第8回まで2x2のグラフで表示。受験種別集計の応用クラス内データ。国語の評価9から評価5への揺り戻し、算数の高位安定崩れ、社会の評価5停滞、理科の上昇止まり微減を可視化
図2: 科目別の得点と評価の推移(受験種別・応用クラス内)。国語と理科が下振れ、算数は得点で過去最高、社会は停滞継続。

科目別に起きたこと

国語:単元「説明文・論説文 — 要旨と文章の展開」で揺り戻し

基本集計で第7回95点(評価9)→第8回62点(評価6)。
受験種別で第7回141点(評価9)→第8回100点(評価5)。
1週間で評価が一気に3〜4段階も動きました。

第7回の単元は「要約」、第8回は「説明文・論説文 — 要旨と文章の展開」。
一見すると地続きの領域に見えます。要約も要旨も、文章の中心を取り出す作業です。
それなのに評価が4段階動いたのが、今回の興味深いポイントでした。

違いは「文章の展開」の部分にあるのではないでしょうか。
要約は部分の中心をつなぎ直す作業、要旨と展開は文章全体の構造を最初から追いかける作業。
長男は組み立て直しは得意でも、展開を最初から最後まで丁寧に追う集中力にはまだムラがあるのだと思います。

算数:単元「濃度の変化」で評価9まで跳ねた

基本集計で94点(評価9)。平均が55.9点なので、平均比+38点。
共通問題部分でかなり強く出ました。

第8回の単元は「濃度の変化」。
第6回「割合と1あたりの量」、第7回「文章題における比の活用」、そして第8回「濃度の変化」と、比を扱う単元が3週連続で続きました。
濃度は比の応用そのものです。前2回の積み上げが、ここで素直に効いた回だと見ています。

ただし受験種別では114点・評価6。
応用問題部分で取り切れなかったため、応用クラス内では平均並みです。
共通問題は得意、応用問題はもう一押し、という構造が見えました。
連続単元の積み上げが効いたのは、共通問題の精度向上の方だったということだと思います。

社会:単元「鎌倉幕府とモンゴル軍の襲来」で評価5の停滞続く

受験種別で第6回・第7回・第8回と3回続けて評価5。
応用クラス内では下位寄りの位置です。
基本集計では評価7を維持しているので、共通問題部分は標準的に取れている。
応用問題で点を伸ばせていない、という状態が固定化しつつあります。

第7回は「律令政治と貴族の政治」、第8回は「鎌倉幕府とモンゴル軍の襲来」。
歴史の中盤、人物名・出来事・制度名の暗記量がとにかく多い範囲が連続しました。
北条時宗、文永の役、弘安の役、御家人、御恩と奉公、永仁の徳政令
——四半世紀以上前の筆者の時と変わってないなぁ。。。

暗記量に押されている感覚は前回からありました。
GW以降、社会の応用問題対策をどう組み込むかは、検討の優先度が上がりました。

理科:単元「気象」で第7回の上向きが止まった

第6回までの下降を、第7回で「月」の単元相性で止めた。
今回はその上昇が続かず、評価6→5に微減しました。
基本集計でも評価8→7。

第8回の単元は「気象」。
第7回の「月」は図で状況を整理する単元で、長男の思考スタイルに合っていました。

加えて、4月に「1日15分」の理科対策を見送ったので、その影響が出ても不思議ではない、というのが正直な所感です。

「跳ねた次の回」をどう受け止めるか

第7回が評価8、第8回が評価7。1段階の下げ。これを「下がった」と見るか、「平均回帰した」と見るか。わが家は後者で見ています。

評価8や評価9が出る回には、たいてい単元相性や問題の易しさという外部要因があります。
それを「実力が上がった」と読み替えると、次の回でほぼ確実に裏切られます。
むしろ、評価7あたりが応用クラス内での持ち偏差値帯。
そこを基準点に置いて、上下の振れ幅を見ていくのが、6年生の春の正しい受け止めだと考えています。

数字に振り回されないために必要なのは、判断の物差しを毎週変えないこと。
評価が上がっても下がっても、過去6回の中での位置を確認するだけ。
これを続けられるかどうかが、伴走の地味な土台になると思っています。

4月の引き算戦略の答え合わせ

前回記事で「4月は家庭学習を足さない」と書きました。
新学期の環境変化期に、新しい教材を追加しない判断です。
第8回はその判断を続けたまま迎えた1回目の答え合わせになります。

わが家の見立てはこうです。引き算戦略は致命的なダメージを与えなかった。
ただし、ノーリスクではなかった。

・基本集計4科は304点・評価7。応用クラスの子としては「ふつう」のレンジで止まっている
・算数は連続単元の積み上げが効き、共通問題で評価9まで伸びた
・理科は第7回の上昇が続かず、微減した。対策見送りの影響を完全には否定できない
・社会は受験種別で評価5の停滞が続いている。これは引き算とは別の課題

引き算は「現状維持」の戦略であって、底上げの戦略ではない。
1週間の手数を増やさないことで、子どもの環境適応に余白を残せた。
一方で、苦手科目の底上げや、特定単元の対策を進める時間も同じだけ削られている。
それが、理科や社会の停滞という形で出てきたのではないかと考えています。

わかったこと

単発の評価より、6回平均で見る

第3回〜第8回の基本集計4科の平均を取ると、(292+294+319+304+333+304)/6 = 307.7点。
今回の304点は、ほぼこの平均値です。
第7回の333点はやはり外れ値で、第8回はど真ん中。

毎週の数字に揺さぶられるより、6回分の平均を頭の隅に置いておいたほうが、判断がブレません。
今回もまた、その重要性を実感しました。

引き算は守りの一手。攻めには別の判断が要る

引き算は環境変化期に有効な、現状維持の戦略です。
ただし、苦手科目の底上げまでは引き算ではできません。
社会の応用問題、理科の特定単元など、攻めて伸ばすべき領域には、別の判断(足し算)が必要になる、という当たり前の事実が改めて見えました。

引き算と足し算は、同時に成立する戦略です。すべてを足すのではなく、特定の領域だけ足す。
それ以外は引いたままにする。
GW以降は、この組み合わせをわが家で組み立てていく時期です。

わが家の次の一手

理科の対策を、GW明けから戻す

第8回で理科の評価が下がったこと、4月の引き算で対策を見送っていたこと。
この2つを並べると、5月の最初の判断は「理科対策を戻す」が筋です。
1日15分か10分かは、本人の負荷と相談しながら決めます。
何を増やすかと同じくらい、何を続けるかが大事だと考えています。

社会は、応用問題の取り組み方を見直す

受験種別で評価5が3回続いている社会は、対策の質を見直す時期です。
共通問題は取れているのに、応用問題で得点を伸ばせていない。
暗記量を増やすという足し算ではなく、復習の方法そのものを変える必要があるかもしれません。

国語と算数は、現状ルーティンを続ける

国語と算数は、毎週の栄冠と育テで、十分な手数を打てています。
国語は単元相性で上下するものと割り切り、算数は連続単元での積み上げが効いている。
当面、ここに新しいものを足す必要はないと判断しています。

第7回の評価8と、第8回の評価7。
並べてみると、伴走の物差しがブレなければ、どちらも同じくらい大事な記録だと思えます。

※ 本記事はわが家の長男の実績に基づく個人的な記録です。成績の推移や学習方針は家庭によって異なります。

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